商品を宣伝したい、イベントなどの情報発信をするにあたってより多くの人に認知してほしい。そんな時に活用するのが広告です。デザイナーやクリエイターに依頼して広告を作成してもらうことも可能ですが、ソフトやツールを使って自分で広告を作成する人も増えています。

 

今回は自分で広告をデザインしたい人へ向けて、広告デザインの種類と具体例を紹介します。

 

広告デザインの種類は?

広告デザインは大きく分けて6つあります。

それぞれ特徴が異なりますが、広告デザインを始めるならお手本とすべきものばかりです。

 

新聞や雑誌の広告

新聞や雑誌も購読率が下がっているとはいえ、未だ宣伝手法として手堅い媒体です。雑誌と新聞では掲載方法が異なりますが、読む人がどのように目線を運んで読むのかを考慮された配置と見せ方です。文字や画像を効果的に見せるデザインは広告デザインの基礎としてとても参考になります。新聞広告大賞では優秀なデザインが紹介されるので、ぜひチェックしてみてください。

 

テレビ広告

一昔前と比較して、どこのテレビ局でも視聴率は下がっておりテレビ業界の衰退が囁かれています。しかし広告の観点からみると、テレビ広告(CM)は国内総広告費のおよそ25%を占めており、幅広いターゲットに効率よく宣伝できるメイン手法であることに変わりません。テレビ広告は15秒~30秒の間で映像と音を使い商品やサービスを紹介します。消費者へのイメージの定着や効率的な見せ方を踏襲しているので、広告デザインを学ぶならテレビ広告もよく観察し研究してみると参考になりますよ。

 

DMやチラシ、ポスター

メール便やポスティングで届くDMやチラシ、店頭などに貼りだされるポスターも従来の広告手法です。サイズや見せる方法がさまざまで、特にエンドユーザーへのアプローチ力があります。デザインの自由度も高いので、非常にさまざまな広告デザインが展開されています。自分で広告デザインを始めるのであれば、さまざまな商品やサービス、店舗のDMやチラシを集めて表現方法を学べますよ。

 

ネット広告

急速に発展・普及したネット広告は、インターネットを利用している人であれば誰でも一度は目にしたことがあるはずです。ネット広告の中にもバナー広告やメール広告、リスティング広告などの種類があり、メールマガジンもネット広告に分類されます。ソフトによる製作技術や運用など専門知識は必要ですが、国外に向けた周知も期待できる公告方法です。

 

交通広告

バスや電車などの車内、駅構内に展開されるのが交通広告と呼ばれるものです。中吊り広告だけでなくデジタル画面に展開されるものや、車両そのものに掲載するラッピング車両も話題を集めます。

 

SNS広告

多くの人が利用しているSNSアカウントで画像や動画を使い宣伝するのがSNS広告です。SNSはそれぞれ特性が異なりユーザーの特徴も異なります。それらに合わせた広告デザインを使い分けることでユーザーの反応が変わるため、Twitter向け、Instagram向けなど広告デザインを変えていくことも必要でしょう。爆発的な拡散力を発揮することもあるので、SNS広告のデザインも分析し最適解を探し続けることを意識しましょう。

 

まとめ

広告デザインにも種類があり、広告を1本作ってDMとチラシとSNSと数種類の方法で発信するものと思われがちですが、企業の広告デザインを見てみれば媒体によって広告デザインを変えて宣伝していることが分かります。消費者の特徴や媒体の特性に合わせたものを選ぶことで効果が高まるので、広告デザインは手法によって使い分けることを前提として分析していきましょう。