商品・サービスを売るためには品質も大事ですが、広告戦略も重要です。ただしむやみやたらに広告を出しても効果が上がりませんし、宣伝費の無駄遣いです。商品のターゲット層を決めて、そこにピンポイントでPRすることで効率的な収益が挙げられます。

 

1.ターゲット層の決め方の基本

ターゲットを決めるにあたって、どのようなことに気をつければいいかについて解説します。できるだけ細かく設定することで、より効果的な広告を打てます。

 

1-1.まずはざっくりと決める

いきなり細かくターゲット層を決める必要はありません。最初のうちはざっくりと大まかな感じでターゲットを決めていきましょう。自分たちの取り扱う商品やサービスを主にどんな年齢層・性別が使用するか考えましょう。例えばスキンケア商品であれば「20~40代の女性」、ゲームであれば「10~20代の男性」といった感じです。

 

次に職業を考えましょう。サラリーマンと学生であれば、生活サイクルが違ってくるからです。職業を設定するとその人のおおよその1日のスケジュールが見えてきます。そして自社商品とどうかかわるかもわかるでしょう。

 

1-2.心理状態をみる

上である程度明確にターゲット層が固まってきたら、その人たちの心理状態を考えましょう。例えば先ほど紹介したスキンケア化粧品の場合、「初めて購入する人」「エイジングケアしたい」「ニキビなどの肌トラブルを何とか解消したい」などいくつか選択肢が出てきます。心理状態が固まれば、その人にどうPRすれば心に響くかも見えてきます。

 

2.ユーザーニーズを調べよう

ターゲット層が固まったところで、その人が何を求めているかを考えましょう。「あなたの求めているものをこの商品はこうやって提供します」というような宣伝を打てば、ターゲット層が興味を持ってくれるからです。

 

2-1.顧客からのヒアリング

ユーザーニーズを知る方法はいろいろとあって、もしすでに自社で獲得している顧客がいれば、直接話を聞くのが手っ取り早いです。アンケート用紙などを渡して、そこからニーズを引き出してみましょう。

 

またモニターを募ってみるのもいいでしょう。自社製品を実際に使ってもらって、その感想を聞きましょう。そうすれば、どんなことをターゲット層が求めているかが見えてきます。

 

2-2.ネット情報を収集する

インターネットを有効活用するのもユーザーニーズを知るために有効な方法です。例えばネットで調べ物をするときに検索にかけるでしょう。そこで皆さんがどんなキーワードで検索にかけているかをチェックしましょう。入力されたキーワードは、その人の疑問や知りたいことだからです。

 

3.まとめ

商品を売り出すにあたって、PR活動をどう展開するかは重要なポイントです。広告を出すにあたって、いかに自社製品のターゲット層に効率的にメッセージを届かせるかが課題になってきます。そのためにはターゲット層がどこにあるのか、具体的な人物像を描くところから始めましょう。